ナノサミット株式会社は、経済産業省イノベーション拠点立地推進事業「先端技術実証・評価設備整備費等補助金」(事務局:みずほ情報総研株式会社)に、「放射能汚染廃棄物のセシウム吸着フィルター能力の実証・評価設備の整備事業」のテーマで、株式会社エヌ・エス・ピイ、北海道大学と連携して応募し、採択されました。

本事業は、北海道大学や独立行政法人産業技術総合研究所等で研究され既に評価済みのカーボンナノチューブとナノプルシアンブルーを配合したウレタンスポンジ「セシウム吸着フィルター」の試作品製造ラインの整備を目的に、セシウム吸着フィルター(スポンジ)試作品製造実証試験を行います。

 

同試作品の性能においては、かつて北海道大学とナノサミット株式会社が共同開発したカーボンナノチューブ(CNT)とプルシアンブルーを配合したセシウム吸着フィルター(スポンジ)、さらに、産業技術総合研究所で開発されたナノ化したプシアンブルーとCNTを配合したフィルターの開発において、従来、一般にセシウム水溶液からセシウムを吸着する能力の判断基準とされるゼオライトの性能(Kd値:10,000mL/g対し、128倍の吸着性能(Kd値:1,280,000mL/g)を持つことが示されています。

これにより、福島県の生産環境基盤の安全環境回復と生産活動土地の回復を目指し、工業生産及び農林水産業の復活に貢献します。

<参考URL>
http://www.mizuho-ir.co.jp/topics/inov-office/05/04.html

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