ナノサミット(株)ナノマテリアルの社会実装とカーボンニュートラルな社会の実現に向け資金調達を実施

2023年10月19日

 

ナノ素材の中間処理技術(分散・混合・制御)の研究・開発を行うナノサミットは、Fiducia株式会社(本社:東京都中央区日本橋、代表取締役:柴田拓美、清水時彦)と東京大学協創プラットフォーム開発株式会社(本社:東京都文京区本郷、代表取締役社長:植田浩輔)が運用する投資ファンドから第三者割当増資を実施し、約2.5億円の資金調達を完了したことをお知らせいたします。

カーボンナノチューブの産業活用実用化のブレイクスルーとなる分散化、分子間力のコントロール技術開発に成功、実用化へ

日本で発見されたカーボンナノチューブ(CNT)をはじめとする様々な炭素系ナノマテリアル(単層CNTや多層CNT、カーボンナノホーンなど)は1980年代から開発着手されているが実装用途は未だ限られているのが現状です。CNTの特性を最大限に発揮させ産業活用していくためには、分散化や複合化が大きな課題でした。

当社は、2009年の創業時より基礎研究と産学連携のプロジェクトを通じて、この技術課題解決のための、分子間力のコントロール技術の開発に成功しました。特許も取得し、本格的な事業化に着手しています。

「ナノマテリアル同士の複合」技術を開発し、環境負荷の小さい加工プロセスやリサイクルマテリアルの高付加価値化の実現へ

当社の技術は、既存のナノマテリアルの中間処理を行い、添加剤のように素材に混ぜることで素材全体に高性能を与えることができる、いわば”ナノマテリアル実用化のプラットフォーム”のような技術です。この技術を武器に、炭素系ナノマテリアルでは、炭素繊維強化製品、導電インク、などで製品化を進めており、すでにスポーツ用品分野などで実績が生まれています。

今後は、環境負荷の小さい加工プロセスやリサイクルマテリアルの高付加価値化の実現に向けて、炭素系ナノマテリアルだけでなく「ナノマテリアル同士の複合」の技術開発に注力してまいります。

日本におけるカーボンニュートラルな社会の早期実現に向けた、各方面での環境対策部品のニーズの高まりに加えて、エレクトロニクス産業におけるナノマテリアルを活用した次世代加工プロセス開発の協力要請なども後押しとなり、企業アライアンスの強化にも取組んでいます。

この度の調達によって、ナノマテリアルの複合化実現にむけて、技術開発及びアプリケーション開発を強化するとともに、ナノマテリアル要素技術保有企業との連携強化を目指してまいります。

 

・投資家よりコメント

Fiducia株式会社

世界を変えるような技術を持つ日本の会社だと期待しています。カーボンナノチューブは、省エネルギー型の発熱素材、精密電子機器部材、プラスチックの強度と柔軟性の強化材料、蓄電機能素材として期待されています。投資家としてだけでなく、アドバイザーとしても貢献していきたいと考えています。

東京大学協創プラットフォーム開発株式会社

グローバルではカーボンニュートラルの達成、情報社会に向けた半導体・情報基盤が高度化していく中、新たな素材、ナノマテリアルの社会実装需要は急激に高まっております。日本の素材産業は、元々国際的な競争力が強く、グローバル企業からも高く評価されております。ナノサミットは、カーボンナノチューブ分散で培った高い技術力をベースに、技術を様々な用途に展開していくことで、ナノマテリアルの社会実装を促進する大きな推進力、日本産業の競争力の維持・強化の一助となることを期待しております。

 

ナノサミット株式会社について

概 要  カーボンナノチューブ(CNT)等ナノ材料に関する調査及び研究、特許権の管理、運用。カーボンナノチューブ(CNT)等ナノ材料の分散に係る各種材料の研究及びその材料の製造販売。カーボンナノチューブ(CNT)等ナノ材料の分散品及びその加工品並びに各種材料との複合品の製造販売。

設 立  2009年10月26日

所在地  埼玉県川口市

代表者  代表取締役 熊谷 弘太郎

URL   https://nanosummit.jp/