東京大学とナノサミット、キャパシタ用高性能電極材の開発に成功
窒素を添加した多孔性ナノカーボン素材で216F/gを達成。電気二重層キャパシタの大容量化にメドナノサミット株式会社(本社:埼玉県川口市、代表取締役:熊谷弘太郎)は、東京大学政策ビジョン研究センターとの共同研究において、電気二重層キャパシタ向けの革新的な電極素材とその安価な製造技術の確立に成功しました。 この素材は窒素を添加した多孔性ナノカーボン素材「3D-NDP-ACM」で、これを電極に用いることにより、従来品の4倍以上にあたる216F/gのエネルギー密度が得られました。これは、電気二重層キャパシタの欠点であった低容量問題を解決することが可能となる数字です。また、原材料にナノセルロースを利用することから、日本の森林等植物資源の工業原料への活用の道をひらき、それによる農林業の活性化にも寄与することが期待されます。