キャパシタ用高性能電極材の開発に成功

 

東京大学とナノサミット、キャパシタ用高性能電極材の開発に成功

窒素を添加した多孔性ナノカーボン素材で216F/gを達成。電気二重層キャパシタの大容量化にメド
ナノサミット株式会社(本社:埼玉県川口市、代表取締役:熊谷弘太郎)は、東京大学政策ビジョン研究センターとの共同研究において、電気二重層キャパシタ向けの革新的な電極素材とその安価な製造技術の確立に成功しました。 この素材は窒素を添加した多孔性ナノカーボン素材「3D-NDP-ACM」で、これを電極に用いることにより、従来品の4倍以上にあたる216F/gのエネルギー密度が得られました。これは、電気二重層キャパシタの欠点であった低容量問題を解決することが可能となる数字です。また、原材料にナノセルロースを利用することから、日本の森林等植物資源の工業原料への活用の道をひらき、それによる農林業の活性化にも寄与することが期待されます。 More

【お礼と報告】10月26日(月)ナノサミット設立6周年を迎えました。

2015年10月26日、株式会社ナノサミットは、設立6周年の節目を迎えることができました。 当社は2009年10月26日の設立以来、多くの方のご支援を賜り、また多くの仲間とともに成長し続けられること、心よりお礼を申し上げます。この慶びを糧に次なるフェーズを邁進してまいります決意を、ここに改めてお伝えいたします。 ナノサミットは、設立当初から、カーボンナノチューブ(CNT)などの高機能ナノ素材を活かした材料開発を強みに事業に取り組んでまいりました。この6年間は、基礎的な研究、用途開発を中心にしたナノ素材の可能性を広げる研究開発のフェーズだったといえます。 次の新しいフェーズは、これらの成果を活かした製品としてCNT発熱シートや単層CNTを活用した透明電極の販売、市場拡大を仕掛け、ナノ素材の可能性を具体的な実績と合わせて世界に発信してまいりたいと考えています。 また新たな研究開発として、大容量キャパシタの実用化にも着手いたしました。CNTだけではなく、その他の複数のナノ素材を複合的に活用することで、高機能材料を創出し、これまでにないスーパーキャパシタの実現を目指して...
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「産地および流通過程におけるエネルギー消費を劇的に下げる冷凍・冷蔵用新型キャパシタの研究開発とその実用化」研究のキックオフミーティングを行いました

2015年9月14日、東京大学政策ビジョン研究センターにて、「革新的技術創造促進事業」<事業化促進>における研究(産地および流通過程におけるエネルギー消費を劇的に下げる冷凍・冷蔵用新型キャパシタの研究開発とその実用化)のキックオフミーティングを行いました。 平成27年農林水産研究基本計画が指摘する日本の農林水産業の課題のうち、精算流通システムの革新とコスト削減、単収・品質向上と強みを更に引き出す研究開発や地球環境問題への対応などに共通するのはエネルギー問題です。特に農業・水産業については、大規模化に伴う機械化やコールドチェーンの普及、6次産業化などにより、エネルギー消費が増加する傾向にあり、そのコストが利益を削り、環境負荷を高めているのが現実です。 今回の事業で私たちは、こうした課題の解決に資する冷凍・冷蔵分野に使える新型バッテリ(キャパシタ)の研究開発を行い、その事業化を目指しています。 キックオフミーティングでは、関係する自治体・機関および企業のほか、今後連携の可能性がある機関・企業の方を招き、本研究の意義と研究内容、その技術がもつ可能性などについて情報を共有しました...
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「革新的技術創造促進事業」(農林水産省)に採択されました

このたび、ナノサミット株式会社は、冷凍・冷蔵用新型キャパシタの研究開発と実用化において、「革新的技術創造促進事業」<事業化促進>(農林水産省)に採択されました。 平成27年農林水産研究基本計画が指摘する日本の農林水産業の課題のうち、精算流通システムの革新とコスト削減、単収・品質向上と強みを更に引き出す研究開発や地球環境問題への対応などに共通するのはエネルギー問題です。特に農業・水産業については、大規模化に伴う機械化やコールドチェーンの普及、6次産業化などにより、エネルギー消費が増加する傾向にあり、そのコストが利益を削り、環境負荷を高めているのが現実です。 今回の事業では、こうした課題の解決に資する研究テーマとして、「産地および流通過程におけるエネルギー消費を劇的に下げる冷凍・冷蔵用新型キャパシタの研究開発とその実用化」を掲げました。 生鮮食品の流通に欠かせないコールドチェーンにおいて消費されるエネルギーを大幅に低減する技術として、大容量、軽量、コンパクトな新型キャパシタを、カーボンナノチューブやセルロースナノファイバーなどの複合材料を活用して実現を目指し、東京大学、信州大...
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